2級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)後期
問16 (電気設備 問6)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)後期 問16(電気設備 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

配電系統に生じる電力損失の軽減対策として、最も不適当なものはどれか。
  • 配電電圧を高くする。
  • 給電点を負荷の中心にする。
  • 絶縁監視装置を設ける。
  • 電灯負荷用では、単相3線式の配電方式を採用する。

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この過去問の解説 (2件)

01

配電系統に生じる電力損失の軽減対策に関する問題です。

選択肢1. 配電電圧を高くする。

問題文の内容通りです

 

配電電圧を高くすると負荷に流れる電流が減り、電流の2乗に比例する電力損失(I2・R)が減少するので、同じ電力を送る場合には、電圧が高い方が電力損失の軽減対策となります。

選択肢2. 給電点を負荷の中心にする。

問題文の内容通りです

 

負荷が集中する場所である負荷の中心に、変圧器や電源などの給電点を配置すると、次の電力損失軽減対策が可能になります。

・各負荷までの電線長が短くなり、配線抵抗が減少して、電力損失が少なくなります。

・電流が1箇所に集中しないで、複数の電流経路に分かれて、幹線電流が小さくなることで、電力損失が低減できます。

選択肢3. 絶縁監視装置を設ける。

絶縁監視装置を設けても、直接的な電力損失低減対策にはならない

 

絶縁監視装置は、絶縁抵抗の低下や漏電発生の有無の発見ができるため、その異常箇所を補修して正常に戻すことで、無駄な電力の浪費がなくなり、電力損失低減につながります。

 

ただし、絶縁監視装置は異常を見つけるだけで、それによってすぐに電力損失低減対策とはなりません。

選択肢4. 電灯負荷用では、単相3線式の配電方式を採用する。

問題文の内容通りです

 

単相3線式を採用すると、100Vだけでなく200Vも利用できるため、送電電流が小さくできて、電線での熱損失を削減できます。

例えば、電圧を100Vから200Vにすると電流が半分になり、送電損失が1/4に減少します。

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02

配電系統に生じる電力損失とは送配電線路に発生する損失を言い、送電端電力から受電端電力を差し引いた値となります。

以下の選択肢から誤った記述を選択しましょう。

選択肢1. 配電電圧を高くする。

送配電線路の電力損失は配電電圧に反比例するので、配電電圧を高くすると電力損失は軽減されます。よってこちらは正しいです。

選択肢2. 給電点を負荷の中心にする。

給電点を電力使用が偏った場所に置くと、配電電圧のバランスが崩れ電力損失が起きやすくなりますので、給電点を負荷の中心に置く事は軽減対策として有効となります。よってこちらは正しいです。

選択肢3. 絶縁監視装置を設ける。

配電系統に絶縁監視装置を設ける事は電力損失軽減対策として、直接的には有効とは言えません。よってこちらは誤りとなります。

選択肢4. 電灯負荷用では、単相3線式の配電方式を採用する。

単相3線式の電力損失は単相2線式から見ると1/4となり、三相3線式と比べると1/2となります。よって軽減対策として有効となり得るのでこちらは正しいです。

まとめ

配電方式で一番電力損失量が少ないのは三相4線式となります。

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