2級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問25 (ユニットC 問15)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問25(ユニットC 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

非常警報設備に関する記述として「消防法」上、誤っているものはどれか。
ただし、防火対象物には、非常警報器具、自動火災報知設備、自動式サイレン及び放送設備の設置はされていないものとする。
  • 非常ベルの音響装置は、各階ごとに、その階の各部分から一の音響装置までの水平距離が50m以下となるように設ける。
  • 非常警報設備の起動装置は、多数の者の目にふれやすく、かつ、火災に際しすみやかに操作できる箇所に設ける。
  • 表示灯は、起動装置の直近、床上1.5mの箇所に設ける。
  • 非常警報設備には、非常電源を附置する。

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この過去問の解説 (2件)

01

「消防法」からの問題で非常警報設備に関して誤っているものを選択する問題です。

ポイントは非常警報設備の設置基準を理解しているかになります。

選択肢1. 非常ベルの音響装置は、各階ごとに、その階の各部分から一の音響装置までの水平距離が50m以下となるように設ける。

非常ベルの音響装置は、各階ごとに、その階の各部分から一の音響装置までの水平距離が25m以下となるように設けなければなりません。よってこちらは誤りです。

選択肢2. 非常警報設備の起動装置は、多数の者の目にふれやすく、かつ、火災に際しすみやかに操作できる箇所に設ける。

多数の者の目にふれやすいという意味で起動装置は一般的に赤色で目立つ形となっています。よってこちらは正しいです。

選択肢3. 表示灯は、起動装置の直近、床上1.5mの箇所に設ける。

こちらも多数の者の目にふれやすいという意味でちょうど大人の目線ぐらいの高さの床上1.5mと設定されています。よって正しいです。

選択肢4. 非常警報設備には、非常電源を附置する。

非常事態時には一般商用電源は損失している想定なので蓄電池などの、非常電源の設置が義務付けられています。よってこちらは正しいです。

まとめ

この問題も暗記した方が手っ取り早いとは思いますが、もし暗記出来ていなくても、非常事態時に「人の目につきやすい」という事が理解できていれば消去法で解けると思います。

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02

「消防法」における非常警報設備の設置基準に関する問題です。

選択肢1. 非常ベルの音響装置は、各階ごとに、その階の各部分から一の音響装置までの水平距離が50m以下となるように設ける。

各階ごとに、その階の各部分から一の音響装置までの水平距離が 25m以下 となるように設ける必要があります。

選択肢2. 非常警報設備の起動装置は、多数の者の目にふれやすく、かつ、火災に際しすみやかに操作できる箇所に設ける。

多数の者の目に触れやすく、火災時にすみやかに操作できる箇所に設けます。

選択肢3. 表示灯は、起動装置の直近、床上1.5mの箇所に設ける。

起動装置の直近、床上1.5mの位置に設けます。

選択肢4. 非常警報設備には、非常電源を附置する。

非常警報設備には非常電源を附置します。

まとめ

誤っているのは 「非常ベルの音響装置は、各階ごとに、その階の各部分から一の音響装置までの水平距離が50m以下となるように設ける。」 です。

正しくは 「25m以下」 です。

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