2級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問14 (ユニットC 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問14(ユニットC 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

配電線路に用いられる電線の種類と主な用途の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
  • 電線の種類:引込用ビニル絶縁電線(DV)  主な用途:低圧架空引込用
  • 電線の種類:屋外用ビニル絶縁電線(OW)  主な用途:高圧架空配電用
  • 電線の種類:引込用ポリエチレン絶縁電線(DE)  主な用途:低圧架空引込用
  • 電線の種類:屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線(OC)  主な用途:高圧架空配電用

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

配電線路に用いられる架空電線に関する問題です。

架空配電線路とは変電所から需要家までの電線路で電柱などの支持物を経由して需要家に引込を行う電線路を言います。

この問題のポイントは高圧配電線路と低圧配電線路、それぞれに用いる電線の区別がポイントとなります。

選択肢1. 電線の種類:引込用ビニル絶縁電線(DV)  主な用途:低圧架空引込用

低圧架空引込線には引込用ビニル絶縁電線(DV)が用いられます。よってこの記述は正しいです。ちなみに電柱側取付点には過電流保護のためケッチヒューズが設けられます。

選択肢2. 電線の種類:屋外用ビニル絶縁電線(OW)  主な用途:高圧架空配電用

屋外用ビニル絶縁電線(OW)は低圧架空配電線路で用いられます。よってこの記述は誤りです。

主に高圧配電線路から柱上変圧器で低圧に降圧された電圧を送る際に用いられます。

 

選択肢3. 電線の種類:引込用ポリエチレン絶縁電線(DE)  主な用途:低圧架空引込用

引込用ポリエチレン絶縁電線(DE)の電圧は600V以下となるため低圧架空引込用電線路で用いられます。

よってこの記述は正しいです。

選択肢4. 電線の種類:屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線(OC)  主な用途:高圧架空配電用

屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線(OC)の電圧は6600V以下となるため高圧架空配電用電線路で用いられます。

よってこの記述は正しいです。

まとめ

屋外用ビニル絶縁電線(OW)に関する問題は出題されやすいので、この項目だけでも覚えておきましょう。

参考になった数0

02

配電線路に用いられる電線の種類と用途をおさえましょう。

選択肢1. 電線の種類:引込用ビニル絶縁電線(DV)  主な用途:低圧架空引込用

正解です。

低圧架空引込線に使用します。

選択肢2. 電線の種類:屋外用ビニル絶縁電線(OW)  主な用途:高圧架空配電用

不正解です。

主に 低圧架空配電線 に使用されます。

選択肢3. 電線の種類:引込用ポリエチレン絶縁電線(DE)  主な用途:低圧架空引込用

正解です。

低圧架空引込線に使用されます。

選択肢4. 電線の種類:屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線(OC)  主な用途:高圧架空配電用

正解です。

高圧架空配電線に使用されます。

まとめ

ポイントは以下の通りです。

低圧引込線 → DV, DE

低圧配電線 → OW

高圧配電線 → OC

参考になった数0