2級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問13 (ユニットC 問3)
問題文
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問13(ユニットC 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 計器用変流器(CT)は、二次側を開放しない。
- 計器用変圧器(VT)は、二次側の1線を接地する。
- 計器用変流器(CT)の二次端子の接続を誤ると、計器や保護継電器の誤動作に至る場合がある。
- 零相変流器(ZCT)は、各相ごとに電線を別々の変流器に貫通させる。
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この過去問の解説 (3件)
01
零相変流器(ZCT)は三相の電線を一括して同一コアに貫通させて零相電流を検出するため、各相を別々の変流器に通す記述は不適当です。
計器用変流器(CT)の二次側開放は高電圧の発生や機器損傷につながるため、開放禁止が正しい取り扱いです。
計器用変圧器(VT)の 高圧から低圧への混触対策として、二次側に接地を施すのが正しい取り扱いであり適当です。混触とは、高圧側と低圧側が絶縁破壊などで 直接導通してしまう現象で、例えば VT の一次側(高圧)と二次側(低圧)が絶縁不良でつながると、二次側回路に高電圧が侵入する危険があります。二次側の一線を接地することで、万一混触が起きても二次側電位が安定し、危険電圧の拡散を防ぎます。
計器用変流器(CT)において、二次配線の極性や結線誤りは保護継電器の誤動作につながり得るため、適切です。
零相変流器(ZCT)とは、電力設備において地絡(漏電)電流を検出するための特殊な変流器です。三相の電線をまとめて貫通させ、行きと帰りの電流の差=零相電流を検知します。よって、三相の電線を一括して同一コアに貫通させて零相電流を検出するため、各相を別々の変流器に通す記述は誤りです。
変電所では、電圧の切り替えが行われることになりますが、一次側の高電圧が本来は低電圧で出力されるべき二次側へ出力されてしまうと、各所に影響が生じます。各種計器においての取扱の注意点を押さえる必要があります。
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02
変電所に用いられる高圧計器用変成器の取り扱いに関する記述です。
適切です。
一次側に電流が流れている状態で二次側を開放すると、危険な高電圧が二次側に発生し機器損傷や感電の恐れがあります。
適切です。
二次回路の絶縁事故時の安全確保と基準電位の付与のため、通常は一線接地します。
適切です。
極性誤りや開放などは計器・継電器の誤動作につながります。
不正解です。
ZCTは三相の電線を一括して同一コアに貫通させ、零相(対地)電流のみを検出する。各相を別々のCTに通すのはZCTの構成ではありません。
ポイントは以下の通りです。
・CTの二次側は開放しない
・VTの二次側の1線を接地する
・CT二次端子の誤接続で誤動作のおそれがある
・ZCTの貫通方法は、三相の電線を一括して同一コアに貫通させる
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03
高圧計器用変成器とは受変電設備内の大電流や高電圧を測定するために用いられる計器となります。高圧受変電設備において1次側は大きな値となるため、直接数値を測定するのは困難ですから変成器を用いて測定しやすい数値に変換する機器となります。
計器用変成器は電流を変換する計器用変流器(CT)と電圧を変換する計器用変圧器(VT)で構成されています。
計器用変流器(CT)は1次側の大電流を小電流に変換して2次側に出力させる計器です。1次側に電流が流れている状態で2次側を開放してしまうと、2次側に大きな電圧が発生して鉄損が過大となり変流器を焼損させる恐れがあります。よって計器用変流器(CT)は二次側を開放してはいけません。よってこの記述は正しいです。
高圧計器用変圧器(VT)の場合は二次側の1線を接地しなければなりません。その接地種別はD種接地工事となります。ちなみに低圧計器用変圧器(VT)については接地工事は不要となります。この問題では高圧計器用変圧器(VT)について問われているので、この記述は正しいです。
計器用変流器(CT)の二次端子には低インピーダンス負荷を接続させて短絡状態としています。もし接続を誤ると過大な電圧が二次端子に流れて計器や保護継電器を焼損させて誤動作に至る場合があります。よってこの記述は正しいです。
零相変流器(ZCT)は地絡事故が起こった時に発生する零相電流を検出する機器です。構造としては電線を変流器に貫通させて検出しますが、その際の貫通方法として電線を別々ではなく三相式であれば3線一括で貫通させる必要があります。よってこの記述は誤りです。受変電設備においては零相変流器(ZCT)は計器用変成器と併用して用いられます。
この問題での最重要事項は計器用変流器(CT)の2次側を開放してはいけないという事になります。実際に事故が頻出していますので現場施工管理を行う上では必ず覚えておく必要があります。
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