2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問50 (ユニットF 問10)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問50(ユニットF 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

情報通信設備における屋内配線に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • IP電話機の配線に、UTPケーブルを使用した。
  • 非常放送設備の遠隔操作器の配線に、耐熱ケーブル(HP)を使用した。
  • 保守用インターホン設備の配線に、警報用ポリエチレン絶縁ケーブル(AE)を使用した。
  • 構内情報通信網設備(LAN)の配線に、着色識別ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(FCPEV)を使用した。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

情報通信設備の屋内配線に使うケーブルについて、それぞれの選択肢が適切かどうか確認します。

選択肢1. IP電話機の配線に、UTPケーブルを使用した。

IP電話機はLANケーブルで接続します。

UTPケーブルはLAN用のケーブルなので、これは適切です。

選択肢2. 非常放送設備の遠隔操作器の配線に、耐熱ケーブル(HP)を使用した。

非常放送設備は火災時でも動くよう、耐熱性の高いケーブルを使うので、これは適切です。

選択肢3. 保守用インターホン設備の配線に、警報用ポリエチレン絶縁ケーブル(AE)を使用した。

保守用インターホン設備は通話などの簡単な通信に使われるため、AEケーブルを使うことは適切です。

選択肢4. 構内情報通信網設備(LAN)の配線に、着色識別ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(FCPEV)を使用した。

LANの配線には通信速度や性能が重要なので、専用のUTPケーブルなどを使います。

FCPEVは主に電話やインターホン、警報用に使われるケーブルであり、LAN配線には適切ではありません。

まとめ

以上より、最も合っていない記述は、構内情報通信網設備(LAN)の配線に、着色識別ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(FCPEV)を使用したという記述です。

参考になった数36

02

情報通信設備における屋内配線に関する問題です。

選択肢1. IP電話機の配線に、UTPケーブルを使用した。

問題文内容の通りです

 

IP電話機は、LANケーブルを使って、インターネット回線に接続する固定電話機です。

UTPケーブルは、シールド処理されていないペアの撚りケーブルで、一般的なLANケーブルです。

選択肢2. 非常放送設備の遠隔操作器の配線に、耐熱ケーブル(HP)を使用した。

問題文内容の通りです

 

「消防法施行規則第25条の2」

非常放送設備の配線は、次の第2項に従います

【 配線は、電気工作物法令規定に従い、他回路の障害を受けない措置を講じます。

電線は、600ボルト2種ビニル絶縁電線か、同等以上の耐熱性のある電線を使用します。 】

耐熱性については、「電気設備に関する技術基準を定める省令」の規定に従います。

選択肢3. 保守用インターホン設備の配線に、警報用ポリエチレン絶縁ケーブル(AE)を使用した。

問題文内容の通りです

 

インターホンの設備の配線は、電圧60V以下の小勢力回路用ケーブルで、警報用ポリエチレン絶縁ケーブルAE(FA)線がその対象ケーブルの1つです。

選択肢4. 構内情報通信網設備(LAN)の配線に、着色識別ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(FCPEV)を使用した。

構内情報通信網設備(LAN)の配線に、難燃性ポリオレフィンシースカテゴリ6UTPケーブル(ECO-UTP-CAT6/f)を使用した

 

FCPEVは、構内通信回線が主な用途で、全線心着色識別となっており、絶縁体やシースが薄く、軽量化されています。

 

難燃性ポリオレフィンシースカテゴリ6UTPケーブル(ECO-UTP-CAT6/f)は、構内情報通信網設備用配線の1つです。

参考になった数0