2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問47 (ユニットF 問7)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問47(ユニットF 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

高圧架空配電線路において、電線の延線に使用する機材・車両として、最も関係のないものはどれか。
  • 建柱車
  • 架線車
  • 延線車
  • 金車

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この過去問の解説 (2件)

01

高圧架空配電線路というのは、電気を送るための電線を高い位置に設置するものです。

その工事で電線を張るときに使う機材や車両について、それぞれの選択肢を確認します。

選択肢1. 建柱車

建柱車は、電線を支えるための柱を立てるための車両です。

電線そのものを張る作業には直接使わないため、関係がありません。

選択肢2. 架線車

架線車は、電線を運んで電線を張る作業をするための車両です。

高圧架空配電線路において、電線の延線に使用する車両なので、関係があります。

選択肢3. 延線車

延線車は、電線を引っぱって張るときに使う車両です。

高圧架空配電線路において、電線の延線に使用する車両なので、関係があります。

選択肢4. 金車

金車は、電線を張るときに電線がスムーズに移動するよう使う滑車のような機材です。

高圧架空配電線路において、電線の延線に使用する機材なので、関係があります。

 

まとめ

以上のことから、高圧架空配電線路の電線を張る作業に最も関係がないのは、建柱車です。

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02

高圧架空配電線路の電線の延線に使用する機材・車両に関する問題です。

 

高圧架空配電線路の電線の延線工事は、3kmから5km程度の区間を1区間とし、細いロープを張ってから太いワイヤロープに張り替え、最後に、電線に引き替えた後に、決められた張力となるようにがいし装置に取り付けられます。

次のような手順で行われます。

1) ヘリコプタ―で細いナイロンテープを張ってから、太いワイヤロープに張り替えます。

2) ワイヤロープで1区間を延線した後で、ドラム場で、電線とワイヤロープを接続します。

3) エンジン場で、ワイヤロープを巻き取って、ワイヤロープと電線を引き換えます。

4) 電線の弛みや長さを調整して、両端のがいし装置に取付けます。

5) 1区間が終わったら、次の区間を同じようにして、電線を延線します。

選択肢1. 建柱車

アームで電柱を吊り上げ、電柱を立てるための特殊クレーン車です。

高架電線の延線には使用しません。

選択肢2. 架線車

架線の張替や点検に用いる車両です。

高架電線の延線に使用します。

選択肢3. 延線車

架空送電線の敷設や交換作業で使用される車両です。

選択肢4. 金車

ワーヤーロープや電線を張るときに支える金属製滑車です。

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