2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問42 (ユニットF 問2)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問42(ユニットF 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事の工程管理に用いる工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • タクト工程表は、バーチャートにネットワーク工程表の表現を取り入れたものである。
  • バーチャート工程表は、横線式工程表で、計画と実績の比較が容易である。
  • ガントチャート工程表は、計画日程と現在の進行状態とを折れ線グラフで示した図表である。
  • ネットワーク工程表は、各作業の工期や作業の相互関係がわかりやすく、工期の見直しや工程調整に用いられる。

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この過去問の解説 (2件)

01

建設工事の工程管理には、いろいろな種類の工程表があります。

それぞれの説明が合っているかを確認してみましょう。

選択肢1. タクト工程表は、バーチャートにネットワーク工程表の表現を取り入れたものである。

タクト工程表は、バーチャートのような図に、ネットワーク工程表の特徴も取り入れているので、この記述は適切です。

選択肢2. バーチャート工程表は、横線式工程表で、計画と実績の比較が容易である。

バーチャート工程表は作業を横の棒で表したもので、計画と実際の進行状況を簡単に比較できるため、この記述は適切です。

選択肢3. ガントチャート工程表は、計画日程と現在の進行状態とを折れ線グラフで示した図表である。

ガントチャートは、折れ線グラフではなく、横に伸びた棒グラフで計画や実績を示します。

そのため、この記述は適切ではありません。

選択肢4. ネットワーク工程表は、各作業の工期や作業の相互関係がわかりやすく、工期の見直しや工程調整に用いられる。

ネットワーク工程表は作業の順番や期間を明確にするのに向いているので、この記述は適切です。

まとめ

以上より、最も合っていない記述は、ガントチャート工程表は、計画日程と現在の進行状態とを折れ線グラフで示した図表である、となります。

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02

建設工事の工程管理に用いる工程表に関する問題です。

選択肢1. タクト工程表は、バーチャートにネットワーク工程表の表現を取り入れたものである。

問題文内容の通りです

 

タクト工程表は、縦軸に建物の階層を取り、横軸に暦日を取って、システム化されたフローチャートを階段状に積み上げた工程表です。

タスク行程表は、バーチャート行程表に、ネットワーク工程表の表現を組合せたものと言えます。

数階建てのビルの建造行程を作成するときに、どの階の工程も同じような、繰り返し工程管理になります。

選択肢2. バーチャート工程表は、横線式工程表で、計画と実績の比較が容易である。

問題文内容の通りです

 

バーチャート工程表は、横線式工程表で、縦に各作業名を、横軸に暦日を取り、各作業の着手日と終了日間を横棒で結び、作業工程を表します。

バーチャーとの利点のいくつかを、以下に示します。

・作業ごとに所要日数と作業日程が分かります。

作業ごとに、作業計画と現在の進行状況が分かります。

・全体の進行度が把握できます。

選択肢3. ガントチャート工程表は、計画日程と現在の進行状態とを折れ線グラフで示した図表である。

ガントチャート工程表は、現時点の進行状態(%)を棒グラフで表した工程表である

バーチャート工程表は、計画日程と現在の進行状態とを折れ線グラフで示せる工程表である

 

ガントチャートは、縦軸に各作業名を列記し、横軸に各作業の完了時点を100%として、その達成度%を取り、現時点の進行状態(%)を棒グラフで表した工程表です。

 

また、バーチャート工程表では、進度曲線を使って、工事全体の進度の遅速が把握できます。

工事の初めから終わりまでの予定進度曲線を描いておき、工事着手後の実施進度を描くことで、経過うと実際の工程の進度が把握できます。

選択肢4. ネットワーク工程表は、各作業の工期や作業の相互関係がわかりやすく、工期の見直しや工程調整に用いられる。

問題文内容の通りです

 

ネットワーク工程表は、全体工程で各作業項目がどのような相互関係にあるかを示した工程表で、計画や管理の実施段階で、計画の変更や条件の変更に対し、すぐに対応できる長所があります。

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