2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問41 (ユニットF 問1)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問41(ユニットF 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事における施工計画書に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 総合施工計画書は、工種別施工計画書(施工要領書)に基づき作成する。
  • 総合施工計画書は、工事の着手に先立ち、総合仮設を含めた工事全般的な計画書を作成する。
  • 工種別施工計画書(施工要領書)は、一工程の施工の確認内容及びその確認を行う段階を含めて作成する。
  • 工種別施工計画書(施工要領書)は、一工程の施工の基本的ルール、ディテールなどを作成する。

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この過去問の解説 (2件)

01

施工計画書は、建設工事をするときの手順やルールを書いた書類です。

選択肢の内容を確認してみましょう。

選択肢1. 総合施工計画書は、工種別施工計画書(施工要領書)に基づき作成する。

総合施工計画書は、まず全体的な工事計画があり、その後に細かな工種別施工計画書を作ります。そのため、この記述は適切ではありません。

選択肢2. 総合施工計画書は、工事の着手に先立ち、総合仮設を含めた工事全般的な計画書を作成する。

総合施工計画書は、工事が始まる前に全体的な計画を作成するもので、

これは適切な記述です。

選択肢3. 工種別施工計画書(施工要領書)は、一工程の施工の確認内容及びその確認を行う段階を含めて作成する。

工種別施工計画書は、一つひとつの作業について具体的に確認する内容が書かれているため、これは適切な記述です。

選択肢4. 工種別施工計画書(施工要領書)は、一工程の施工の基本的ルール、ディテールなどを作成する。

工種別施工計画書には、作業ごとの詳しいルールや方法も書きます。

これは適切な記述です。

まとめ

以上から、最も合っていないのは、総合施工計画書は、工種別施工計画書(施工要領書)に基づき作成するという記述になります。

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02

建設工事における施工計画書に関する問題です。

選択肢1. 総合施工計画書は、工種別施工計画書(施工要領書)に基づき作成する。

工種別施工計画書(施工要領書)は、総合施工計画書に基づき作成する

 

総合施工計画書は、着工段階での契約内容や現場周辺の環境状況、設計内容や総合工程を検討し、現場での運営方針を具体的に計画された書類です。

工種別施工計画書(施工要領書)は、総合施工計画書に基づいて、各工種が工種ごとに施工の基本計画と施工の具体的な要領を検討・作成する書類です。

選択肢2. 総合施工計画書は、工事の着手に先立ち、総合仮設を含めた工事全般的な計画書を作成する。

問題文内容の通りです

 

総合施工計画書の記載項目は、一般的には以下のようになります。

1) 現場施工組織、緊急連絡組織、緊急連絡系統図と連絡先

2) 総合工程表

3) 仮設計画(解説事務所、仮設場所と位置、仮設通信設備、給排水、仮設足場、防災柵など)

4) 資材計画

5) 労務計画

6) 安全衛生計画と組織

7) 産業廃棄物処理計画

8) 官公庁届出・許可申請一覧表

9) 下請業者一覧と組織系統図

10) 施工図作成計画

11) 工種別施工計画書

選択肢3. 工種別施工計画書(施工要領書)は、一工程の施工の確認内容及びその確認を行う段階を含めて作成する。

問題文内容の通りです

 

工種別施工計画書は、品質計画・具体的な施工計画、1つの行程の施工方式の確認・施工時の注意すべき要点・施工時の安全衛生計画・施工体制表などについて作成したものです。

選択肢4. 工種別施工計画書(施工要領書)は、一工程の施工の基本的ルール、ディテールなどを作成する。

問題文内容の通りです

 

工種別施工計画書では、1つの行程の作業手順・作業人員配分・作業の安全衛生対応・作業工程・他業種の関わりなど、施工する上で要点と基本ルールなどの詳細を作成し、全作業員に徹底します。

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