2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問29 (ユニットC 問19)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問29(ユニットC 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

太陽光発電システムのパワーコンディショナの機能に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 既存の電力系統と接続する機能
  • 直流電流を交流電流に変換する機能
  • 光エネルギーを電気に変換する機能
  • 電圧や周波数など電気の品質を保つ機能

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この過去問の解説 (2件)

01

パワーコンディショナは、太陽光パネルで作った電気を家庭などで使える電気に変える機械です。それぞれの選択肢について、この機械に合っているかを確認します。

選択肢1. 既存の電力系統と接続する機能

パワーコンディショナは、作った電気を家庭で使えるように電力会社の電線とつなぐ機能があります。これは適切な機能です。

選択肢2. 直流電流を交流電流に変換する機能

太陽光パネルで発電した電気(直流)を家庭で使える電気(交流)に変えるのが主な役割です。

これは適切な機能です。

選択肢3. 光エネルギーを電気に変換する機能

光エネルギーを電気に変えるのは、パワーコンディショナではなく、太陽光パネルの役割です。この機能はパワーコンディショナにはありません。これは不適当な機能です。

この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。

選択肢4. 電圧や周波数など電気の品質を保つ機能

パワーコンディショナは、家庭や電力会社で安全に使えるよう、電圧や周波数を一定に保つ役割もあります。これは適切な機能です。

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02

太陽光発電システムのパワーコンディショナの機能に関する問題です。

 

PCS周りの構造図を示します。

選択肢1. 既存の電力系統と接続する機能

パワーコンディショナの機能です

 

パワーコンディショナは、太陽電池で発電された直流電力を交流電力に変え、負荷に給電する機能を有します。

系統連系形は、商用電源と系統連系し、「電技解釈227条(低圧連系時の系統連系用保護装置)」及び高圧径の229条の規定に従います。

選択肢2. 直流電流を交流電流に変換する機能

パワーコンディショナの機能です

 

パワーコンディショナは、太陽電池で発電された直流電力を交流電力に変えます

選択肢3. 光エネルギーを電気に変換する機能

パワーコンディショナ-の機能ではありません

 

光エネルギーを電気に変換する機能は、太陽電池セルです。

選択肢4. 電圧や周波数など電気の品質を保つ機能

パワーコンディショナの機能です

 

「電技解釈227条(低圧連系時の系統連系用保護装置)」には、低圧の電力系統に分散型電源を連系する場合は、次の各号により、異常時に分散型電源を自動的に解列する装置を施設することとあり、電力系統の電圧や周波数の変動の監視を行い、電力品質を維持する「系統連系保護機能」を有しています。

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