2級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問22 (ユニットC 問12)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問22(ユニットC 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

高圧受電設備の用語の定義として、「高圧受電設備規程」上、誤っているものはどれか。
  • 区分開閉器とは、保守点検の際に電路を区分するための開閉装置をいう。
  • 受電設備容量とは、受電電圧で使用する変圧器、電動機などの機器容量の合計をいい高圧進相コンデンサを含む。
  • 短絡電流とは、電路の線間がインピーダンスの少ない状態で接触を生じたことにより、その部分を通じて流れる電流をいう。
  • 地絡電流とは、地絡によって電路の外部へ流出し、電線若しくは電気機械器具の損傷、感電又は火災のおそれのある電流をいう。

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この過去問の解説 (2件)

01

「高圧受電設備規程」上の用語の定義として誤っている記述を選択する問題です。

選択肢1. 区分開閉器とは、保守点検の際に電路を区分するための開閉装置をいう。

高圧受電設備では保安上の責任分界点に区分開閉器を設置しなければなりません。この開閉器は電力会社側と需要家側との境目に設置することで保守点検の際に電路を区分する事が可能となります。よってこちらは正しいです。

選択肢2. 受電設備容量とは、受電電圧で使用する変圧器、電動機などの機器容量の合計をいい高圧進相コンデンサを含む。

受電設備容量は受電電圧で使用する変圧器、電動機などの機器容量の合計をいい、高圧進相コンデンサ、直列リアクトルなどの容量は含みません。よってこちらは誤りです。

選択肢3. 短絡電流とは、電路の線間がインピーダンスの少ない状態で接触を生じたことにより、その部分を通じて流れる電流をいう。

短絡電流は通電している状態で接触を生じたことにより流れる電流を指します。その際、抵抗はインピーダンスの少ない状態で電線抵抗のみとなります。よってこちらは正しいです。

選択肢4. 地絡電流とは、地絡によって電路の外部へ流出し、電線若しくは電気機械器具の損傷、感電又は火災のおそれのある電流をいう。

地絡電流は電路から大地へ電流が流れてしまう現象を言い、電線若しくは電気機械器具の損傷、感電又は火災のおそれがあります。

よってこちらは正しいです。

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02

高圧受電設備規程における用語の定義に関する問題です。

選択肢1. 区分開閉器とは、保守点検の際に電路を区分するための開閉装置をいう。

保守点検の際に電路を区分するための開閉装置です。

選択肢2. 受電設備容量とは、受電電圧で使用する変圧器、電動機などの機器容量の合計をいい高圧進相コンデンサを含む。

誤っています。

受電電圧で使用する変圧器、電動機などの機器容量の合計をいいます。 高圧進相コンデンサは含まれないです。

選択肢3. 短絡電流とは、電路の線間がインピーダンスの少ない状態で接触を生じたことにより、その部分を通じて流れる電流をいう。

電路の線間がインピーダンスの少ない状態で接触した際に流れる電流です。

選択肢4. 地絡電流とは、地絡によって電路の外部へ流出し、電線若しくは電気機械器具の損傷、感電又は火災のおそれのある電流をいう。

絡によって電路の外部へ流出し、電線や機器の損傷、感電、火災のおそれのある電流です。

まとめ

受電設備容量とは、受電電圧で使用する変圧器、電動機などの機器容量の合計をいい、高圧進相コンデンサを含みません。

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