2級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問1 (ユニットA 問1)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問1(ユニットA 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

直径1.6mm,長さ30mの電線Aと、直径3.2mm,長さ60mの電線Bがある。
電線Bの抵抗値は、電線Aの抵抗値の何倍となるか。
ただし、電線の抵抗率及び温度は同一とする。
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この過去問の解説 (2件)

01

電線の断面積と長さの比率から求めることができます。断面積と長さがどのように関係するのか、見てみましょう。

選択肢1. 1/4倍

不正解です。

選択肢2. 1/2倍

Aの断面積は以下の通りです。

A=π⋅(0.8)2=π⋅0.64

 

Bの断面積は以下の通りです。

B=π⋅(1.6)2=π⋅2.56

 

抵抗値は断面積が大きいほど小さく、長さが短いほど小さくなります。

その関係を利用して、以下の比率で計算し、何倍か求めます。

RB/RA=(60/30)⋅(0.64/2.56)=2⋅0.25=0.5

 

よって、1/2倍は正解になります。

選択肢3. 1倍

不正解です。

選択肢4. 2倍

不正解です。

まとめ

長さは2倍ですが、断面積は4倍になっているので、結果として抵抗は半分になります。

参考になった数2

02

電線の電気抵抗値は、直径が太くなると小さくなり、長さが長くなると大きくなります。

断面積の計算は半径×半径×円周率となりますが、抵抗値が何倍になるかという設問のため、下記計算で比較が可能となります。

 

(電線A直径÷電線B直径)²×(長さB÷長さA)

=(1.6÷3.2)²×(60÷30)

=0.5²×2

=1/2

よって、1/2倍となります。

選択肢2. 1/2倍

上記計算により1/2倍となります。

まとめ

今回は、電線Bの抵抗値は、電線Aの抵抗値の何倍となるか。という設問でしたが、電線Aの抵抗値が電線Bの抵抗値の何倍となるか。という設問の場合は計算が逆になります。注意して問題文をよく読む必要があります。

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