2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問33 (ユニットD 問4)
問題文
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問33(ユニットD 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
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台棒工法
- 送込み工法
- 移動式クレーン工法
- クライミングクレーン工法
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この過去問の解説 (2件)
01
本問は、架空送電線の鉄塔を建てる際に用いられる組立工法のうち、最も不適当なものを選ぶ問題です。
台棒工法
適した工法です。
大棒工法(台棒工法とも呼ぶ)は、鉄塔に仮設アーム(台棒)を取り付け、そのアームをクレーンのように使って部材を吊り上げ、順次組み立てる方法です。
山間地など移動式クレーンが使えない場所でも適用できます。
不適当な工法です。
送込み工法は、架空送電線の緊線工法(電線を張る方法)の一つであり、鉄塔自体を組み立てる工法ではありません。緊線工法には切分け工法・相取り工法などとともに送込み工法が含まれますが、鉄塔組立とは別の工程です。
適した工法です。
鉄塔建設地点までトラッククレーンやクローラクレーンなどの大型クレーン車を入れ、これを使って部材を吊り上げる工法です。
作業効率・安全性が高く、広い敷地が確保できる場合に多用されます。
適した工法です。
鉄塔構体に取り付けたクレーン機構を、組立が進むにつれて“せり上げ”ながら高所に移動させていく工法です。
大型クレーンを据えるスペースがない狭隘地で有効です。
以上より、送込み工法のみが鉄塔の組立工法ではなく、鉄塔組立には不適当な選択肢となります。
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02
架空送電線の鉄塔の組立工法に関する問題です。
台棒工法
正
鉄塔の組立工法です。
鋼管製の台棒を鉄塔主柱材に取付け、台棒で部材を吊り上げ、下部から順番に組み上げていく工法です。
台棒と鉄塔根開きが10 m以下の、単位重量 500 kg以下の小形鉄塔で、支線の取り付けができる場所で実施します。
誤
鉄塔の組立とは関係のない工法です。
土木や建築工事で、何かを送り込むような工法で、使用される工事上の言葉です。
例えば、送り出し工法は、クレーンが使えず、ジャッキを使って橋げたのようなものを、全体を水平方向に、少しづつ移動させる工法です。
正
鉄塔の組立工法です。
動力を使って荷を吊り上げ、これを水平に旋回する機械装置で、不特定の場所に移動させられる工法で、能率や安全性が滝阿野ですが、搬入路が必要です。
正
鉄塔の組立工法です。
デリックの代わりに、タワークレーン(クライミングクレーン)を使い、鉄塔を組立てる工法です。
タワークレーンは、主柱・マスト・ジブで構成され、ますととジブは水平に360°旋回する機能を持っています。
主柱の継ぎ足しは、主柱の下部を油圧装置やワイヤーロープでせり上げる工法「地上せり上げクレーン」、主柱を頭部に積み上げてクライミングする工法「積み上げクレーン」があります。
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