2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度（2024年）前期
問46 (ユニットF 問6)

がいし点検は清掃後に目視・触接・軽打などで健全性を確認するのが基本です。

絶縁抵抗を測って追加確認しても問題はありません。

この選択肢が不適当です。

地絡遮断装置（ELB／GR など）は〈引込口〉ではなく〈引出口〉に設けるのが技術基準の解釈（第36条）での原則です。

架空地線で変電所全体をシールドし、落雷電流を大地へ逃がすのは標準的な耐雷対策です。

GIS は微粒子混入に弱いため、現場連結時はビニルシートや簡易クリーンブースで区画し清浄度を確保します。

正しい内容です。

がいしは、汚損等が起きやすいので定期的な点検が必要です。

点検方法としては、視認や清掃、絶縁抵抗試験が一般的です。

誤った内容です。

変電所の引込口は、高圧側になります。

地絡遮断装置は、二次側の設備、即ち低圧、配電側に設置されるべきものです。

正しい内容です。

架空地線とは、送電線や配電線の最上部に架設され、雷害から保護するための接地線です。

正しい内容です。

ガス絶縁装置とは、遮断器や断路器などの開閉機器を密閉容器内に収納した装置です。

高い絶縁性を持っています。

その為、高い気密性、絶縁性を保つ必要があります。連結作業時の粉塵混入防止の為、ビニルシートなどの仕切りが必要です。

正

問題文の内容通りです。

がいしとがいし金具は、汚損していると絶縁耐力が低下するため、組立時には、事前に水や布で丁寧に清掃し、破損・変形・腐食などの有無を確認し、絶縁測定を行います。

誤

二次側電線路の地絡保護のため、変電所の引出口に地絡遮断装置を取り付けた。

地絡遮断装置を施設する箇所

1) 発電所または変電所の引出口

発電所または変電所から引出される電路に施設します。

2) 他者から供給を受ける受電点

受電点の負荷側の電路に施設します。

3) 配電用変圧器の施設箇所

配電用変圧器の負荷側の電路に施設します。

以上は、「電技解釈第36条によります」

正

問題文の内容通りです。

雷の異常電圧から変電所機器の損傷を防止するために、避雷装置が設けられます。

架空地線は避雷装置の1つで、変電所の屋外鉄構の上部に導体を張り、導体を接地して雷の直撃から機器を保護します。

正

問題文の内容通りです。

GISの現地組み立てには、塵埃の管理として、埃がたたないように周囲に散水し、GIS周囲にシートを敷くなどの対応を取ります。

連結作業時には、連結部にビニールシートで仕切る方法と、現場にプレハブ式防塵組立室を設置し、そこで作業します。