2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度（2024年）前期
問29 (ユニットC 問19)

適切な記述です。
グレア（まぶしさ）が強すぎると、ドライバーや歩行者の視界に悪影響を与えます。

照明設計ではグレアを抑えることが基本条件の一つです。

不適切な記述です。
輝度分布が不均一だと、明るい場所と暗い場所の差が大きくなり、視認性が低下します。

これでは安全な運転ができず、照明の目的を損ないます。
設計上は、路面の輝度分布はできるだけ均一に保つことが求められます。

この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。

適切な記述です。
通行量や道路幅、設置環境に応じて、必要な明るさ（路面輝度）を確保することが重要です。

暗すぎると事故の原因になります。

適切な記述です。
道路がカーブしている場所などでは、照明の配置により進行方向をわかりやすく示す誘導効果が必要です。これも設計のポイントです。

正しい内容です。

グレアとは、まぶしさや視界の低下を引き起こす条件や状態を指します。

ドライバーや歩行者の視界を妨げないように抑制する必要があります。

誤った内容です。

道路照明においては、輝度分布は均一であることが求められます。

正しい内容です。

道路条件や、交通量に応じた適切な路面輝度を確保することは、安全面において重要です。

正しい内容です。

道路誘導効果とは、道路の標識や誘導線によって安全に交通を誘導することで、渋滞や事故を防止し、通行を支援する効果です。

連続照明は、道路の曲線や、勾配などの線形の変化に応じた誘導効果を持つことが求められます。

正

問題文の内容通りです。

運転者の視野内に、周囲に比べて極端に輝度が高いと、高い物体によりまぶしさを感じ、不快になると同時に物が見えにくくなり、この現象を「グレア」と言い、十分な抑制が必要です。

誤

路面の輝度分布が均一であること。

路面輝度は、路面で反射して運転者に向かう程度で、運転者からの平均されたものが、平均路面輝度です。

平均路面輝度が十分に保たれていても、輝度分布が一様になっていないと、明るい部分と暗い部分が混在し、暗い部分では障害物が見えにくくなるため、輝度分布の均一化が必要で、その程度を総合均斉度と言います。

正

問題文の内容通りです。

路面輝度は、路面で反射して運転者に向かう程度で、運転者から見た路面の平均輝度が、平均路面輝度で、十分な路面輝度のレベルが確保される必要があります。

正

問題文の内容通りです。

道路前方の線形変化や、分流・合流する場所では、線形の変化で誤った判断が起こるため、そうならないように、灯具配置の適切な高さや間隔を保ち、視覚的で光学的な誘導効果によって、道路の線形を運転者に予知させる必要があります。