2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度（2024年）後期
問19 (ユニットC 問9)

これは不適当です。
保守率とは、照明器具や室内の汚れ、ランプの劣化などによって、設計時の明るさからどれだけ低下するかを見込んだ割合のことです。
保守率が小さいということは、使用に伴って光が早く暗くなることを想定して多めの照明を設置する必要があるため、省エネルギーにはなりません。
したがって、省エネの観点では保守率が高い照明器具を選定する方が望ましいです。

これは適切な記述です。
使っていない場所の照明をすぐに消せるように細かく制御することで、無駄な電力消費を減らせます。

これは適切な記述です。

省エネに有効です。
タスク（作業）部分の照度を確保しつつ、全体の照明（アンビエント）を抑える方式で、メリハリのある効率的な照明が可能になります。

これは適切です。
昼間の自然光を活用して照明を自動で調整することで、エネルギーを節約できます。

誤

保守率の値が大きい照明器具を選定する。

照明設備の照度は、時間とともに光源光束の減少、照明器具の汚れによる効率低下、室内汚れによる反射率低下などで劣化します。

保守率は、初期照度の何%まで照度が下がれば所要の照度の維持されるかを示します。

したがって、保守率が小さいことは、所要の照度が維持できなくなっていて、照度エネルギーを無駄に使用していることです。

正

問題文通りの内容です。

こまめに点滅することで、無駄な照明点灯時間を減らすことになり、省エネの対策となります。

ただし、照明器具によっては、点滅を繰り返すことで、劣化しやすくなる機種もあるため、こまめに点滅でも劣化が少ない機種を選ぶべきです。

正

問題文通りの内容です。

タスク・アンビエント照明方式は、全般照明と局部照明を組合せ、全般照明で視環境を良くし、局部照明で必要な箇所に高照度を与える方式です。

正

問題文通りの内容です。

照度センサ調光制御は、LED照明や蛍光灯を調光し、明るい昼間は自動減光することで、省エネを図ることができます。

また、明るさによって、ON/OFFやパターン切替を行う制御方式も簡易な制御方法で実現できます。