2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度（2024年）前期
問37 (ユニットE 問2)

正しい記述です。
仮設建物を頻繁に移動させることは手間とコストの増加につながるため、できる限り移動が少ない安定した場所に設置するのが基本です。

正しい記述です。
交通や隣地の利用状況を事前に把握しなければ、搬入計画や安全対策が適切に立てられないため、事前調査は重要な工程です。

正しい記述です。
仮設設備の配置が不適切だと、作業効率が落ちたり、動線が悪くなったりして、工程の遅延や品質低下の原因になります。

正しい記述です。
仮設構造物や足場などは、労働安全衛生法や建築基準法などの法令に適合させることが義務であり、安全の前提になります。

不適当な記述です。
仮設計画は、通常は施工者が作成・実施する責任を負う範囲に含まれます。

発注者が定めるのは特別な場合に限られ、一般的ではありません。

この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。

正しい内容です。

仮設建物の配置は、作業や資材搬入の邪魔にならないように考慮されるべきです。

正しい内容です。

周囲の環境や交通の影響調査は、仮設計画の基本となります。

正しい内容です。

仮設が不適切だと作業効率・安全・品質に悪影響を及ぼします。

正しい内容です。

誤った内容です。

通常、仮設計画は施行者の責任で行われるものです。

正

問題文の内容通りです。

仮設の工事事務所は、次に留意して設置します。

1)　工事の進捗(工程)に伴って、主となる工事現場は常に変化するため、移動の少ない場所に設置します。

2)　工事の始まりから竣工まで設置でき、解体や搬出が容易な場所を選びます。

3)　現場の出入口付近が利便性に富みます。

正

問題文の内容通りです。

工事前の調査として、人の出入り、火災予防、盗難予防、作業騒音対策、産業廃棄物処理方法、作業車両や材料搬出時の道路状況対策、近隣住民の交通不便さの解消など、現場内だけでなく周辺の事情に対する対策と必要に応じた仮設物設置が必要です。

正

問題文の内容通りです。

材料の搬入経路や大型重量機器の搬入経路などを、移動時間を考慮した工事工程の作成、また検査時期の工程(特に立ち入り検査や官庁検査)を固定して前後の工程を組む必要があります。

このような工程が品質に大きく影響します。

正

問題文の内容通りです。

法令に準拠した工事計画と安全に配慮した工事計画が必要で、工事をスムーズに進めるために、必要箇所に必要な仮設物を設置します。

誤

仮設計画は、契約書及び設計図書に特別の定めがある場合を除き、受注者がその責任において定める。

「公共工事標準請負契約約款第1条」

第3項

【 仮設、施工方法、他工事目的物の完成に必要な手段一切は、契約書(約款)および設計図書に特別の定めがある場合は別として、受注者が責任をもって定めます。 】